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Slack Code、コーディングエージェントを一時的なコラボレーションチャンネルに移行。ただし初期統合と権限境界にはなお制約

Slack Codeは、エージェントとの対話、計画、コード差分、行単位のコメント、リアルタイムHTMLプレビューをプロジェクト専用チャンネルに集約する。Slackのチャンネルガバナンスと監査機能を継承する一方、リポジトリ権限や実際のデプロイによる副作用は、引き続き各エージェント統合によって制御される。

Liaralima · CC BY-SA 4.0 · Image source
zh-Hant

SlackはSlack Codeを正式に発表した。これにより、従来は主に個人のターミナルやWebブラウザのタブで実行されていたコーディングエージェントが、チームで共同参加できる「code channel」へと変わる。ユーザーが通常のチャンネルやダイレクトメッセージで対応エージェントをメンションすると、エージェントは一時チャンネルを自動作成できる。メンバーは追加のプロンプトを入力し、ファイルを共有し、作業状況を確認して、共同で承認できる。チャンネルは公開または非公開に設定でき、作業完了後は閉鎖またはアーカイブが可能だ。7日間アクティビティがない場合はサイドバーから削除されるが、メッセージは引き続き検索できる。

インターフェースでは、チャットとエージェントの成果物が分けられている。Artifacts領域には、コード差分、Canvas、ファイルへのリンク、エージェントが提供するリアルタイムHTMLを表示できる。ユーザーは特定のコード行に直接コメントを残し、複数のフィードバックをまとめてエージェントへ返せる。エージェントは`Working`、`Needs attention`、`Done`などのステータスも表示でき、ユーザーは長すぎる応答を中止できる。Quick actionsは、統合プロバイダーがpull requestの作成、外部エディターやドキュメントの起動などの入口を提供する。そのためSlack Codeは、チャットメッセージ内に生成コードを貼り付ける仕組みというより、エージェントのワークセッションを共有管理するコントロールプレーンに近い。

セキュリティ面についてSlackは、code channelが通常のチャンネルと同じ可視性設定、Enterprise Key Management、DLP、Discovery APIを継承し、エージェントはSlack Marketplace経由でインストールする必要があるとしている。これにより、プロンプト、コメント、成果物を既存の保持・監査ポリシーの対象にできる。ただし、エージェントに付与されたGitHub、クラウド、デプロイの権限が自動的に縮小されるわけではない。外部ツールによるcommit、merge、環境変更については、引き続き統合プロバイダー側の権限、ブランチ保護、CIゲートに依存する。

初期対応範囲にも差がある。Salesforceの発表ではClaude Code、Devin、GitHub Copilot、ChatGPT、Vercel agentsが挙げられている一方、Slackのヘルプページで現時点において承認済みエージェントとして明記されているのはClaude、Devin、GitHub Copilot、Vercelのみだ。Slackによれば、code-channel APIは将来プラットフォーム開発者に提供される予定であり、現段階では任意のエージェントが接続できる仕組みとは見なせない。エンジニアリングチームは次の段階として、実際のテナントで利用可能なエージェントの一覧、成果物の保持ルール、そして「チーム承認」を回避不能なリポジトリおよびデプロイ制御に対応付けられるかを確認すべきだ。

出典

  1. Build with AI as a team using Slack Code
  2. Slack Code: Where Building is a Team Sport