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OpenHands 1.23.0、macOS用ユニバーサルインストーラーへ移行、Intel環境のランタイム非互換を修正
新版ではIntelとApple Silicon向けのNode.js、uvを同梱し、起動時にアーキテクチャに応じて選択する。デスクトップ版は引き続き初期プレビュー段階にあり、エージェントの一連の処理とバックエンド設定は実環境での検証が必要だ。

OpenHandsは9月23日、Agent Canvas 1.23.0をリリースし、macOS用デスクトップインストーラーをIntelとApple Siliconの両方に対応するユニバーサルDMGへ変更した。新版では両アーキテクチャ向けのNode.jsとuvを同梱し、起動時に対応するバージョンを選択する。これにより、Intel Macにarm64実行ファイルが配布され、利用できなくなる問題に対処した。[リリースノート](https://docs.openhands.dev/openhands/usage/agent-canvas/release-notes/v1.23.0)、[修正PR](https://github.com/OpenHands/OpenHands/pull/17225)
この変更は、コーディングエージェントをローカルで起動する一連の処理に関わる。Agent Canvasは会話、ファイル、ターミナル、自動化を管理し、実際のエージェントやツールはバックエンドサービスが実行する。デスクトップアプリはローカルバックエンドを自動で起動する。ウィンドウ自体が開いても、同梱ランタイムのアーキテクチャが一致しなければ、後続のサービスが利用可能な状態にならない可能性がある。新旧のMacを併用するチームにとっては、インストーラーの統一により、配布やトラブルシューティングの違いも減らせる。[アーキテクチャ概要](https://docs.openhands.dev/openhands/usage/agent-canvas/overview)、[デスクトップ版のインストールガイド](https://docs.openhands.dev/openhands/usage/agent-canvas/setup)
修正では、ダウンロード、パッケージング、実行時のパスも調整した。ビルド工程では、Node.jsとuvについてアーキテクチャ別に計4つのディレクトリを用意する。起動時のパス解決処理は、`process.arch`に基づいて一致するディレクトリを優先的に選び、見つからない場合にのみ従来のフラットなディレクトリ構成へフォールバックする。パッケージ設定では、`@electron/universal`によるMach-Oファイルの統合に関する制約にも対応し、Electron本体だけが統合され、互換性のない補助実行ファイルが残る事態を防いでいる。[実装の詳細](https://github.com/OpenHands/OpenHands/pull/17225)
公開の議論にはIntel Macでの起動ログが添付されており、アプリがx64ランタイムを読み込み、バックエンドからの応答を受け取るまでの動作が示されている。マージ前には、Intelとarm64のネイティブビルドチェックに加え、手動で実行できる完全なユニバーサルDMGのビルドも追加された。これらはパッケージングと起動処理の検証を裏付けるものだが、両方のハードウェアでのエージェントタスク全体、外部ツール、モデルへの接続については、導入チームが実際の設定に基づいて検証する必要がある。[レビューと検証の記録](https://github.com/OpenHands/OpenHands/pull/17225)
移行時には、処理の実行場所も確認する必要がある。公式ドキュメントでは、ローカルバックエンド、コンテナ、リモート仮想マシンを異なるデプロイ方式として扱っており、エージェントから見えるファイルは接続先のワークスペースによって決まる。従来コンテナによる隔離を利用していた企業は、デスクトップアプリ経由で利用するようになっても、同じバックエンドとマウント範囲を選択し、ツール環境と権限境界の一貫性を維持すべきだ。この確認は、ソースコードの読み書き、テストの実行、認証情報の使用を伴うワークフローに特に関わる。[バックエンドとワークスペース](https://docs.openhands.dev/openhands/usage/agent-canvas/overview)
デスクトップ版は現在も公式に初期プレビューと位置づけられている。macOSアプリはad-hoc署名を採用しており、OSによって起動がブロックされる可能性がある。アップグレード後は「Show details」から起動ログを取得し、まずランタイムとバックエンドの準備が整っていることを確認してから、プロジェクト内のファイルの読み書きやツール呼び出しをテストできる。モデルはローカルでもリモートAPI経由でも利用できるため、インストールの成否とモデルの推論性能は個別に評価する必要がある。[インストールとトラブルシューティング](https://docs.openhands.dev/openhands/usage/agent-canvas/setup)