ホームへ戻る

GitHub Repo

Hermes Agent、設定キーを誤って拒否するリグレッションを修正、一部のタイプミスは警告扱いに

メインブランチの修正により、デフォルト設定の一覧にはなくても実行時に読み込まれる設定キーが、再び書き込み可能になった。一方で、一部のタイプミスも警告扱いになるため、デプロイスクリプトでは設定が実際に有効になったかを別途検証する必要がある。

Digital Bodleian This file comes from the Bodleian Libraries, a group of research libraries in Oxford University.This tag does not indicate the copyright status of the attached work. A normal copyright tag is still required. See Commons:Li… · CC BY 4.0 · Image source
zh-Hant

Hermes Agentは9月17日、設定の書き込みに関する修正をマージした。これにより、音声サービスのプロバイダーやスキル作成のプロンプトなど、実際には有効な設定が、デフォルト値がないことを理由にコマンドラインで拒否されなくなった。更新はすでにメインブランチに取り込まれており、主に開発ブランチに追従し、スクリプトでエージェントを設定しているデプロイ環境に関わる。[修正PR](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/pull/114226)

問題は、バリデーターが`DEFAULT_CONFIG`を完全な仕様として扱っていたことにある。一部の設定には、ユーザーが明示的に選択したかどうかを区別するため、意図的にデフォルト値が設けられていない。9月15日の変更で、未知のサブキーに対する処理が警告から書き込み拒否に変わり、正当な設定でも失敗が返されるようになった。報告者が既存の一覧にある解析可能なパス237件を調べたところ、164件が拒否され、サンプル設定ファイルにも影響を受ける項目が11件あった。これらは特定バージョンでの検証結果であり、すべてのインストール環境が影響を受けることを意味しない。[問題報告](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/issues/114107)

影響範囲は、音声、ブラウザー、スケジューリング、表示オプションにまたがる。複数のエージェント環境を自動構築するチームでは、それまで使えていた設定スクリプトが更新後に途中で停止し、構築が一部しか完了していない環境が残る可能性がある。これは失敗時の挙動から推測されるデプロイ上のリスクであり、報告では実際に影響を受けたマシン数は集計されていない。

修正後は、`stt.provider`のような未登録キーも、注意メッセージを伴って書き込めるようになった。プレフィックスの位置が誤っており、そのプレフィックスを取り除くと既知の設定に対応すると確認できるパスに限り、引き続き書き込み前に拒否される。公式ドキュメントにもこの挙動が記載され、デプロイ担当者が通常の注意メッセージを設定の無効化と誤解しないようになっている。[設定ドキュメント](https://hermes-agent.nousresearch.com/docs/user-guide/configuration/)

その代わり、同じセクション内のタイプミスも許容される。たとえば、`agent.max_turnz`には類似する名前の候補が提示されるだけとなる。技術的には、スクリプトが正常終了しても、データが保存されたことしか確認できず、エージェントが意図した値を採用したことまでは確認できない。このため、デプロイテストでは引き続き、設定の読み戻しと実際の機能を検証する必要がある。読み戻しでもファイル内の値が返されるだけの場合があり、設定が有効になったと確認するには実際の機能検証が必要だ。[挙動のトレードオフ](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/pull/114226)

[PR作成者の報告](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/pull/114226)によると、関連テストは299件が成功し、Windows限定の4件がスキップされた。ただし、本記事では独自に再実行していない。確認時点で最新の正式リリースタグは依然として9月14日版だったため、メインブランチの修正がコンテナーやクラウドにもすでに反映されているとは見なせない。運用担当者は、デプロイ対象のコミットに`2cf1351`が含まれているかを確認したうえで、以前失敗していた設定手順をテストし、エラーメッセージがデプロイログで除外されていないことも確かめる必要がある。[正式リリースの状況](https://github.com/NousResearch/hermes-agent/releases/tag/v2026.9.14)

出典

  1. Hermes config set writes unseeded runtime-read keys — PR #114226
  2. Documented runtime-read configuration keys refused — Issue #114107
  3. Hermes Agent Configuration
  4. Hermes Agent v0.21.3 — v2026.9.14