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Hermes Agent v0.22.6をリリース、バックグラウンド要約と推論前のブロック機構を追加
Hermes Agentは11月2日、v0.22.6をリリースし、バックグラウンドでの事前会話要約と、推論前に処理をブロックするフックを安定版に導入した。前者は明示的な有効化が必要で、要約コストが増える可能性がある。後者のブロック単位はユーザーターンごととなる。

Nous ResearchのHermes Agentは11月2日、v0.22.6をリリースした。v0.22.5以降にマージされた約776件のPRがまとめられている。エージェントシステムの開発者が注目すべき変更は、任意で有効にできるバックグラウンドの事前圧縮要約と、推論前にターンをブロックできるpre_llm_callフックの2つだ。全変更をまとめた説明は、v0.23.0で提供される予定。リリース告知
バックグラウンド要約はcompression.prepare_aheadで制御され、デフォルトでは無効になっている。会話が圧縮のしきい値に近づくと、ツールの実行中やターン間の空き時間を利用して、システムが先に要約を生成できる。自動圧縮が実際に発動した時点で、要約が同じメッセージ群に対応していれば、そのまま使用し、より新しいメッセージは未圧縮の末尾部分に残す。バックグラウンド処理がまだ完了していない場合は、既存の圧縮タイムアウトの範囲内で待機し、要約を重ねて生成しない。要約が無効になった場合は、従来の処理に戻る。設定ドキュメント
この仕組みから考えると、要約の遅延をユーザーが待つ処理経路から移せる可能性がある一方、使われない可能性のある補助モデル呼び出しが1回発生する。手動の/compress、プラグインのコンテキストエンジン、ネイティブ圧縮またはapp-server圧縮には適用されない。また、メモリープロバイダーが要約に内容を追加する場合、この機能は初回圧縮後に自動で無効になる。導入時には待ち時間と要約の使用量を比較し、有効化すればコストが下がると決めつけないことが重要だ。適用上の制限
もう1つの変更では、プラグインがブロックアクションを返し、メインのツールループが始まる前にターンを終了できるようになった。ドキュメントによると、このフックはコンテキスト圧縮後に発火し、ユーザーターンごとに1回実行される。モデルAPI呼び出しのたびに実行されるわけではない。有効なブロックが発生すると、モデルの応答は指定されたメッセージに置き換わり、そのターンではモデル呼び出しが行われず、結果にはブロック理由が付加される。そのため、ターン開始時のチェックには適しているが、その後のツールステップの制御は別途実装する必要がある。フックのドキュメント
アップグレード時には、配布経路も確認する必要がある。CLI版はhermes updateを実行し、Microsoft Store版はストア経由で更新する。DockerとHermes Cloudでは、それぞれ対応するイメージを使用する。インストーラーで導入したデスクトップ版は今回のリリースでは更新されず、次回の一括リリースを待つ必要がある。これらの機能は正式リリースに含まれているが、現時点で遅延の改善幅を示す測定結果はない。アップグレード情報