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AI coding tools

Codex CLI 0.152、MCPの出力クォータをツール単位に細分化し、長時間セッションでの指示消失を修正

OpenAIはMCPツールごとの出力token上限を導入し、app-serverのshellコマンドを1時間以上実行できるようにした。新版では履歴圧縮後にユーザーの指示や承認が失われる問題も修正された一方、組み込みの計画ツールはデフォルトで無効化された。

European Commission - Photographer: Aurore Martignoni · CC BY 4.0 · Image source
zh-Hant

OpenAIは9月1日、Codex CLI 0.152.0をリリースした。主な変更点はモデルではなく、エージェント実行時のコンテキスト、ツール、認証情報の境界にある。従来、`tool_output_token_limit`はセッション全体に一律の上限を適用していたが、新版ではMCPツールごとに`output_token_limit`を設定でき、セッション再開後も同じ切り詰めルールが維持される。これにより、コード検索のように大量の結果を必要とするツールには高い上限を確保しつつ、一覧取得やチャット連携の出力を制限し、1回のレスポンスがコンテキストウィンドウを埋め尽くすリスクを抑えられる。

App-serverの`thread/shellCommand`では、クライアント側から1時間を超えるdeadlineも設定できるようになり、完全なCI、クロスプラットフォームビルド、大規模なデータ移行に適した仕様となった。ただし、timeoutの延長で解決できるのは実行時間の問題だけだ。連携側では引き続き、キャンセル、進捗ストリーミング、孤児プロセスの回収を独自に実装する必要があり、長いdeadlineをジョブスケジューラの代わりに使うことはできない。

より重要な正確性に関する修正は、自動承認レビューに加えられた。長い会話の履歴が圧縮された後も、ユーザーの指示、応答、引き続き有効な承認が保持されるようになった。旧版では、セッションの後半で「特定のディレクトリを変更しない」といった制約を忘れる可能性があった。発生頻度は低いものの、リスクの高い状態消失の問題だった。クラウドタスクでは、信頼されていないバックエンドURLを拒否し、リダイレクトも無効化するようになったため、保存済みの認証情報が別のendpointへ送信されることを防げる。

今回のアップグレードには、もう1つ挙動の変更がある。`update_plan`はデフォルトでモデルに公開されなくなった。組み込みの計画ビューに依存するワークフローや、ツールイベントを使って進捗を追跡するワークフローでは、`tools.update_plan.enabled = true`を設定する必要がある。エンジニアリングチームは、CLIが起動するかどうかだけを確認するのではなく、MCP出力の切り詰め後も結果の完全性が保たれるか、履歴圧縮の前後でポリシーに一貫性があるか、独自app-serverがtimeoutとURL検証を適切に処理できるかを改めてテストすべきだ。

出典

  1. Codex CLI 0.152.0 release notes
  2. Codex CLI v0.152.0 technical analysis