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Antigravity CLI 1.1.8、強い型付けがされたエージェントイベントを出力し、CIでツールとサブエージェントを段階的に追跡可能に
GoogleはAntigravity CLIにJSON、NDJSONストリーミング、出力schema制約を追加し、ヘッドレスエージェントが端末のテキストを解析する必要をなくした。イベントではツールのパラメータ、結果、サブエージェントの軌跡も公開されるため、可観測性が向上する一方、機密データが漏えいする範囲も拡大する。

Google Antigravity CLI 1.1.8は、従来は対話型端末を中心としていたエージェントインターフェースを、CI、評価フレームワーク、自動化スクリプトに組み込める構造化実行エンドポイントへと拡張した。`--output-format`はテキスト、JSON、`stream-json`をサポートするようになった。`stream-json`では、初期化、ステップ更新、最終結果などの強い型付けがされたイベントをNDJSON形式で1行ずつ送信する。イベントには閉じた集合として定義された`step_type`値が使用されるため、コンシューマーはエージェントの完了を待たずに進捗を更新でき、テキスト全体を待ったり、壊れやすい正規表現に依存したりする必要がない。
新バージョンでは`--json-schema`も追加され、schemaを直接渡すかファイルを指定することで、エージェントの最終出力をアプリケーションが期待する構造に適合させられる。ストリーミングモードでは、schemaは最後の`result`イベントに適用され、中間イベントには固定プロトコルが維持される。各ツール呼び出しには`tool_info`が付加され、正規化されたツール名、パラメータ、出力が含まれる。タスクを委任すると`subagent_info`が生成され、会話IDとログの保存場所が提供される。JSONの使用量データには`cache_read_tokens`も追加され、バッチ処理で新規推論の使用量とプロンプトキャッシュのヒットを区別できるようになった。
これらの変更により、Antigravityは「shellから起動できるチャットエージェント」から、安定したイベントインターフェースを備えるワークフローコンポーネントへと近づいた。テストシステムは軌跡を段階的に保存でき、CIは構造化された結果に基づいて合否を判定できる。可観測性プラットフォームでは、親エージェントとサブエージェントを同一の実行として関連付けることも可能だ。ただし、強い型付けがされたイベントであっても、出力の意味的な正しさが保証されるわけではない。schemaが検証できるのは構造だけであり、回答やコード変更、ツール操作の安全性を証明することはできない。`tool_info`にはパラメータと出力が含まれるため、ログパイプラインで認証情報、ソースコード、個人情報をマスキングしなければ、新たな漏えい経路を生み出すおそれがある。新バージョンでは、完全な複合shellコマンドを永続的な許可ルールとして保存することも可能になった。導入者は、コマンドの厳密な照合、最小権限、隔離された実行環境によって、その影響範囲を制限すべきだ。