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Antigravity CLI 1.1.6、カスタムエージェントの定義をMarkdownに移行し、ツール継承とコマンドポリシーをバージョン管理下へ
Google Antigravity CLIは、`agent.md`を使ってメインエージェントとサブエージェントを作成する仕組みを追加し、frontmatterでMCPの継承、可視性、コマンド実行ポリシーを制御できるようにした。新バージョンではコード検索のストリーミング表示とエージェント監視も改善されたが、ファイルベースのポリシーが信頼できるセキュリティ境界として機能するかは、引き続き実証が必要だ。

Antigravity CLI 1.1.6では、カスタムエージェントがリポジトリに格納できるMarkdown仕様へと移行した。開発者は、ワークスペース内の.agents/agents/<name>/agent.mdにプロジェクト用エージェントを作成するか、グローバル設定ディレクトリに配置して複数のプロジェクトで利用できる。ファイルはYAML frontmatterとシステムプロンプトで構成される。今回追加されたフィールドには、mainAgent、subagent、hidden、inheritMcp、commandExecutionPolicyがあり、エージェントの役割、メニューへの表示可否、MCPツールを継承するかどうか、コマンドの実行方法に関する制限を指定できる。動的に作成されたサブエージェントも同じ形式で書き出されるため、内部ビルドと外部配布版の間で解析結果が一致しない問題を抑えられる。
この変更により、エージェント設定をコードレビュー、ブランチ管理、チーム共有の対象にできるようになり、ユーザーのローカル環境にしか保存できない対話型設定と比べ、大規模なコードベースに適したものとなった。/agentsパネルでは、エージェントの切り替え、バックグラウンドで動作するサブエージェントの状態確認、タスクの終了が可能だ。既存の会話中にエージェントを切り替えると、元のコンテキストを保持するため、セッションが自動的にフォークされる。プラグインにもこれらのエージェント定義を含められるため、チームはコードレビュー、テスト、マイグレーションのワークフローを再利用可能なパッケージとしてまとめられる。
1.1.6ではさらに、/codesearchが検索結果の到着に合わせて段階的に表示し、Escキーによるキャンセルにも対応した。これにより、大規模リポジトリの検索でインターフェースがブロックされることを防げる。エージェントには、システムの一時ディレクトリに対する読み取り権限もデフォルトで付与され、ビルド成果物を処理する際に繰り返し許可を求められる状況が減った。一方で、これはデフォルトで参照可能なデータの範囲を広げるものでもある。企業は、一時ディレクトリに認証情報や、ほかのプロセスが残した機密情報が含まれる可能性を確認すべきだ。エンジニアリングチームは、commandExecutionPolicyが単なるプロンプト設定ではなく実行レイヤーで強制されているかを検証するとともに、悪意のあるリポジトリがagent.mdをコミットすることでツール権限を昇格できないかもテストする必要がある。